新商品や新素材を作ろうとなった時に、ordrが大活躍
ordrには、メディア系で活用するお客様と制作系で活用するお客様がいらっしゃいますが、今回は制作系の話ということで、楽しみにしてきました。まずは現在の業務内容を教えてください。
小野里:私の担当はオフラインの新規獲得です。インフォマーシャルがメインではあるんですが、新聞やDMなどもみていて、全体を統括しています。
PTP:制作に特化されているわけではないということですね。
小野里:はい。全体を見ています。制作に関しては、代理店の商材に関する知見が今までは非常に大きかったので、かなり助けていただいています。
PTP:でも、今回は制作でかなりordrを使っていただいたんですよね。
小野里:はい。
PTP:そのあたりの話を今日はじっくりと聞かせていただければと思います。
そもそも、小野里さんは、ordrをどうやってお知りになったんですか?
小野里:ordrの発表会※に参加させていただきました。(※2021年2月開催)
PTP:その時の印象はどうでしたか?
小野里:テレビのインフォマは、前職でそんなにやっていませんでしたし、その時は、まだ私も当社に参加して間もなかったので、いろいろな知見を蓄積したくて情報収集を貪欲にしていました。また、代理店と当社のそれまでのやり方に関しても、「これでいいのか?」という問題意識があり、本当かどうか確認したい、正しい情報を知りたい、というのがあったので、発表会に参加しました。
当時、いろいろなセミナーに参加していたんですが、1クライアントの視点で見ると、市場全体が見られるというのが、他の手段では本当になかったので、そういう視点でordrにはとても興味がありました。
PTP:でも、その後まもなくしてordrがローンチしてすぐには、貴社で導入には至りませんでした。秋に導入いただいた時に、振り返ってみて「2021年春頃では導入できませんでした」とはっきりおっしゃっていましたね。それが、秋になってどうして導入になったんでしょうか。何か経営環境の変化があったんでしょうか?
小野里:当時はリソースが少ない中で何とか定常業務は回っていましたが、制作に関してもコロナの影響もあって、撮影もできなかったので、なかなか新素材も作れず、これまでのクリエイティブを使っていました。しかし、いざ新商品や新素材を作ろうとなった時に、ordrが大活躍したんです。それがきっかけです。
PTP:なるほど。その時、トライアルをされていましたよね。それで他社の商材やクリエイティブをいろいろ研究されて、実際に企画や制作に活用されて、これは役に立つということで導入になったということですね。
小野里:そうです。それで必要性を感じました。
PTP:でも、代理店さんに、「まずはアイデアをいろいろ出して」ということにはならなかったんですか?
小野里:もうその時点では、代理店さんよりも、社内でも、知見が一番溜まっていたのは私だったんです。会社の上層部から提案される様々な新商品のアイデアでも、ordrを見させていただいて、「これは5,000円でフロント商材は絶対無理です。」「この商材なら、980円でトライアルで2ステップでみんなやっています。」というように、エビデンスを持って報告ができるようになっていました。
ordrでトレンドや市場を研究して、ファクトとして売れないと示しているものは、企画の候補から外していかないと会社として損害を被りますから。競合がこうで、今のトレンドからズレているからダメだ、ということは会社のためにハッキリ言います。
PTP:それ、周りの方はビックリしてたでしょ。小野里は、なんでこんなに詳しいんだって(笑)
小野里:そうですね。ちゃんと分かっている人がordrを見ると、頭の中に「軸」があるんで、他社の出稿数もわかるわけだから、これが「勝ちクリエイティブ」なんだろうな、と特定ができて、アヴァンがこれで、3ロール構成で、ロールアヴァンにはこういうことをやって、オファーがこうでということがわかるので、それからズレていると、「ズレているけど大丈夫ですか?その提案?」ということになります。つまり、外部だけでなく、例え内部からの提案やアイデアであっても、このようなファクトをベースに議論して判断することができるので本当に強いと思います。
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