一言でordrを表すと、自社も他社も｢まる見え｣
知ることができる情報が、これからもまだまだあるとワクワクしている

マーケティング統括部 通信販売部 新規営業課
課長 北嶋さま(左)、グループリーダー 大瀬さま(中央)、グループリーダー 森山さま(右)

代理店から提供される情報は限られているし、主観が入っている

普段の業務内容を教えてください。

北嶋：テレビや新聞・折込チラシ等のアナログメディアを使って新しいお客様を集客することが私たちの部署の役割です。新規集客の一連の業務として、コンテンツ制作、メディアバイイング、局考査対応、コールセンターによる受電対応と、多岐に渡る業務を役割分担して取り組んでいます。

大瀬：私の業務はテレビのインフォマーシャルの選定、バイイング、出稿後の分析が中心です。枠の実績を見て、次どうするか？ということを考えるのが日々の中心業務です。

森山：私は、テレビコンテンツ制作を担当しています。ヘルスケア、スキンケアそれぞれのチームで、短尺・長尺インフォマーシャルのクリエイティブ企画、制作、分析を行っています。

まずは、ordr導入前に普段の業務で困っていたことを教えてください。

大瀬：他社の出稿状況がリアルタイムで把握しづらいというのがありました。もちろん代理店も調べてくれるのですが、リアルタイムではありませんし、受け取れる情報も限られます。

　例えば私たちの出稿枠の実績が予測を下回った際、他社の出稿状況と紐づけて要因を特定できると良いのですが、代理店からの情報ではエリアはわかったとしても、時間帯まで把握することはできません。

　また、競合情報を資料でいただくこともありますが、どうしても作成者の主観が入りますし、自分たちでデータを見て判断できたら良いのにな、とずっと思っていました。

北嶋：ordrがあると「事実」が載っているから、それに基づいた会話ができるんですよね。

PTP：日産自動車が、当社のMadisonというCMのデータ分析サービスを導入いただいたとき、自社でデータを持つことの重要性を強調されていました。

　Madisonにしても、ordrにしても、当社が考えているのは、インターネット時代ですから、いろいろなモノが可視化されて、今までクローズドだったものもオープンになっていく。しかも、技術の進歩でビッグデータなどもPCで分析できるようになり、インサイトが簡単に得られる環境になったので、データの重要性が高まっています。だから、みんながデータを持たなければいけないし、みんながデータを持って合理的な競争の時代が訪れるということです。

　これからは、どうやってデータを使ってPDCAを回して、自社商品の最適解や自社にとっての最も合理的なマーケティング組織の在り方を模索していく時代ですよね。すみません。脱線してしまいました。ordr導入以前の課題に戻ります。

森山：制作視点での課題ですが、以前は、他社の素材の状況を知りたくても知ることができませんでした。クリエイティブの内容や地域ごとの素材の違いなどは全くわかりませんでした。

　例えば、こういう素材が当たってるらしいよ、と話を聞いても、福岡でオンエアが無ければ確認したくてもできなかったんです。

ordrなら、コンテンツ側も、メディア側もリアルタイムでの状況把握ができる

そのような課題を抱える中で、ordrは課題の解決になったでしょうか？ordrを導入した理由や決め手をお聞かせください。

大瀬：先ほど課題として挙げた、代理店との取り組みでは実現できないリアルタイムでの状況把握ができることが一番ですね。

北嶋：もともとは、他社のコンテンツを分析することができないかということでした。他社がOAしているコンテンツの録画データを取り寄せて内容を確認するにしても、まずそれに時間がかかります。そして、それが本当に一番流れている素材かどうか分からないということがありました。それが、ordrを使えば同録を取り寄せなくても、素材がざっとサムネイル画像で見られますし、たくさんOAされているコンテンツがおおよそ把握できるというのが大きかった。

で、使ってみると、他社の出稿量が把握できたり、それが地上波だけでなくBS、独立U局まで把握できたりと、だからコンテンツ側だけでなく、メディア側の分析でも使えるということになり、決め手になりました。

大瀬：ordrで調べられる対象範囲が限定されていないというのがとても大きな決め手でしたね。これまで導入したサービスは、調べられたとしても、関東関西だけです、とか、BSだけです、とか主要地区だけいうことばかりでした。

　でも、ordrはまさかの独立U局まで！というのが驚きでした。そこまで網羅されているものはありませんから。メディア側でも使えるというのは大きかったですね。

森山：他社が福岡では確認できない素材をどういう風に打っているのかがわかるというのが大きかったです。月によってOAしている素材の傾向が見れるので、それをうちでも、こういう企画を立てて行こうかと企画にも活かしていけます。局によって考査基準が変わったりするので、局によってどう違うのかを素材のサムネイルをみてチェックします。考査という点では、社内調整でも便利に使っています。例えば、当社では厳しい考査基準があるので、昔していた表現で自粛したものがあったりします。

　でも、同じ表現を他社でしているものがあって、社内での交渉の材料として、他社ではやっているから、うちもやりたいと、ファクトを元に交渉できるので説得力が違います。このコンテンツのここにあった、何月何日のこの素材で使われていますよ、と言えますからね。

　動画を１本１本見ていたら、追いつかなくて、そんなの探す時間はないんが、サムネイルで見られるので、ordrがものすごく役に立っています。

大瀬：あとは、トライアルをさせていただいた期間に、好き勝手に要望をたくさん出したんですが、それをちゃんと形にして実現くださっているというのも導入を決めた決め手ですね。